Basic Attention Token(BAT)の寄付機能を備えたブラウザ、Braveの使い方とメリット・デメリット

広告を排除する代わりに、Basic Attention Token(BAT)でサイト運営者への寄付機能を備えたBraveブラウザ。

 

少し前にBATの受け取りでインストールしたのですが、開発もそこそこ進んでいるようなので改めて使ってみました。

 

インストール

公式サイトから『Download Brave』をクリックするとインストーラー(Windowsの場合はBraveSetup-x64.exe)がダウンロードできます。
exeファイルを実行でインストール。

 

日本語化

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右上のハンバーガーメニューから『Settings』→『Advanced』→『Language』→『Japanese(Japan)』を選択。

 

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画面上部に『Do you want to restart now?』と表示されるので、『Yes』をクリックすると再起動されて日本語になります。

Chromium系ブラウザなので、アドレスバーに『about:preferences#advanced』と入力しても同じ画面にたどり着きます。

 

BATによる寄付

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オプションの『ペイメント』から毎月の予算を決定。
訪問済みサイトの中から寄付対象に含めるサイトの『含める』にチェックを入れると、
滞在時間に応じて一定のタイミングで寄付が支払われるようです。

 

BATの入金

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『ペイメント』→『入金』からBTC、ETH、BAT、LTCのいずれかで入金が出来ます。
BAT以外を入金するとBATに変換されるとのことです。

 

他のブラウザからのデータ移行

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ALTキーを押してメニューを表示→ブックマーク→ブラウザーデータをインポートから
IE、Firefox、Chromeのデータをインポート出来ます。

 

その他のブラウザでもブックマークに関してはHTMLファイルとしてエクスポートしたものをインポート可能です。

 

アプリ版

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Braveはアプリ版もあります。

こちらはパソコン版と違い、ほぼChromeと同等です。

個人的にこの『メニューが全て画面の上の方に集約されている』と言うインターフェースは頻繁に指を伸ばす必要があり、「これにOKを出した品質管理担当はE.Tか?」と感じるので、ちょっと使えないですね。

 

Sleipnir MobileやOpera Mini、Ohajiki Web Browser(iOS限定)などはほぼ画面の下の方で操作が完結する作りになっているので、スマホのブラウザに迷っている人は試してみて下さい。

 

メリット

画面表示領域の広さ

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Chrome(一番左)やFirefox(真ん中)に比べて広いです。
Chromeが狭すぎるだけと言う気もしますが、フラットなデザインは結構いい感じではないでしょうか。

 

動作の軽快さ

機能とトレードオフになっているので一概にメリットとも言えませんが、ひとまずブラウジングの速度は良好です。

 

デメリット

拡張機能の少なさ

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ChromiumベースでありながらWebExtensionの拡張機能に対応しておらず、標準搭載のもののみとなります。

日本人には馴染みの薄いサービスが多く、さすがにこのラインナップでは既存のChromium系ブラウザやFirefoxを既に使っている人の移行は促せないかと。

 

広告ブロック機能を標準装備し、ブロックした広告の代わりにBraveが別の広告を挿入し、その収益をウェブサイト、Brave、広告代理店、ユーザーの4者に分配するという特異なビジネスモデルを持つ。

 

と言うWikipediaに記載されている前提が崩れてしまうので拡張機能の実装が難しいのかもしれませんが。

少なくともuBlockなど他の広告ブロック系拡張機能を使わせるワケにはいかないでしょうね。

 

ムリヤリChrome拡張機能を動かす方法(失敗)

Testing Chrome Extensions in Brave – Jonathan Sampson – Medium

少し古い記事ですが、MediumにBraveでChrome拡張機能を動かす方法が投稿されていました。

互換性のテストに使っているようです。

 

結論から言うと、少なくとも『User-Agent Switcher for Chrome』は動きませんでした。

『User-Agent Switcher for Chrome』はそれほど高機能な拡張機能でもないので、この方法で動く拡張機能はほとんどない気がします。

 

一応以下にやり方を書いておきます。

 

まずBraveの拡張機能の中から任意のものを有効にしてBraveを閉じます。

 

続いてエクスプローラーのアドレスバーに

%appdata%\brave\Extensions

と入力して、日付の新しいフォルダの中に移動。

 

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今回はHoneyを有効にしたので、10.6.2とバージョン名が書かれているフォルダを適当に(ここでは10.6.2xとします)リネーム。

新しく10.6.2と言うフォルダを作成します。

バージョンは状況によって変わるので注意して下さい。

 

続いて(Chromeの場合)

%userprofile%\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Extensions

とアドレスバーに入力して移動。

 

ランダムな文字列のフォルダの中にバージョンのフォルダがあるので、目当ての拡張機能を探します。

 

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大抵はフォルダの直下か、Imagesなどのフォルダの中にアイコンがあるので、それでどの拡張機能か区別が出来ます。

今回はUser-Agent Switcher for Chromeを試します。

 

バージョンフォルダの下のファイルを全てコピーし、先程の10.6.2フォルダの下に貼り付けます。

 

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この状態でBraveを起動すると、拡張機能一覧にはUser-Agent Switcher for Chromeが表示されました。

 

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ですが、ツールバーのアイコンをクリックして表示されるメニューは驚きの白さで何も出来ず。

そもそもこの方法で動いたとしても、そこまでしてBraveを使う理由もないですよね。

 

標準ショートカットキーの消失

Chromium系の標準ショートカットキーであるShift+ESCでのタスクマネージャーや、Ctrl+Hでの履歴表示機能、Ctrl+Shift+Nでのシークレットウインドウ機能などがありません。

代わりにプライベートタブがCtrl+Shift+Pで開けたり履歴がCtrl+Yで開けたりしますが、さしたる理由もなしにこの辺りのショートカットキーを入れ替えるのは正直いただけないと思います。

 

雑感

広告なしで優良なWEBサイトに対価を支払うと言う仕組みはAlis(ALS)などに通じるものがあり、試みとしては面白いです。

 

ですが、暗号通貨のウォレットの取り扱いが出来るレベルの人にアピールするには機能が貧弱すぎますね。

 

任意の拡張機能をインストール出来ないのであれば、せめてOperaやVivaldi、Sleipnir並の標準機能(これらのブラウザはWebExtensionも使えますが)を備えていないと厳しいと思います。

 

https://community.brave.com/c/feature-requests/extension-requests

一応拡張機能のリクエストはコミュニティで受け付けています。

 

オープンソースプロジェクトなので、そのうち本家Chromeの方で『Braveの寄附機能だけを実現する拡張機能』が実装されるとか言う逆転現象が起きそうな気もする。

 

特に使う気がないにも関わらず、設定項目からプロファイルフォルダまでいじり倒したので、今後もなにかバージョンアップがあったらチェックしていこうかと思います。

 

そして特に使う気がないのに恐ろしく長い記事になってしまった。

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